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高齢者の10人に1人が自宅で転倒?転倒防止のための靴
国内の高齢者の内、10人に1人が毎年自宅内で転倒しています
転倒事故は、なにも屋外だけではありません。実は屋内においても、滑りやすいスリッパや、カーペット等が原因となる転倒事故が発生しております。下記は内閣府が発表している高齢者(65歳以上)の「自宅における転倒事故」によるアンケート結果です。

※参考:内閣府・https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h17_sougou/19html/2syou-2.html
自宅内での転倒事故についてみると、この1年間に転んだことのある人は10.6%と、1割の人が自宅内で転倒しています。また、データによると転倒経験者の割合は、男性が7.2%、女性が13.4%と、女性の方が多い傾向があります。
自宅で転倒した場合、「けがをしなかった」は37.5%ですが、約6割が何らかのけがを負っており、けがの内容としては、「打撲」が29.0%で最も多く、次に「すり傷・切り傷」が16.0%、「ねんざ・脱臼・突き指」が9.5%となっています。
1度の転倒で日常生活が大きく変わってしまうことも。
高齢の方は、一度の転倒がきっかけで日常生活が大きく変わってしまう恐れがあります。骨折や頭を打ってしまうなど、大きな怪我をしてしまった場合、長期的なリハビリや介護が必要になることも少なくありません。
たとえ骨折が軽度であっても、回復に時間がかかってしまうことで、さらに心の余裕が減ってしまうことでしょう。
また、一度転倒してしまうと、恐怖を感じるようになって
外出を控えがちになり、その結果、体力や筋力が低下し、さらに転倒しやすくなってしまう、という負のループに陥る可能性があります。
「令和4年国民生活基礎調査(厚生労働省)」によると、高齢者の介護が必要となる主な原因として、「骨折・転倒」は13.9%を占め、認知症や脳血管疾患(脳卒中)に次ぐ3番目の要因となっています。実は、「骨折・転倒」が原因となる割合は、高齢による衰弱を上回る結果となっており、転倒予防の重要性が改めて浮き彫りになっています。
転倒防止に特化したシューズメーカー「徳武産業」
「転倒しにくい靴を作ってほしい」という切実な声から、
ケアシューズブランド「あゆみ」が誕生しました。
安心して歩ける毎日を支えるために、「あゆみシューズ」にはさまざまな工夫が込められています。高齢の方が自信を持って歩けるよう、お客様の足元をしっかりサポートいたします。

また、2021年には、転倒事故を防ぐためのシューズ作りが高く評価され、弊社徳武産業株式会社は第15回PSアワードにおいて経済産業大臣賞を受賞いたしました。
具体的な取組例は下記のとおりです。
- 製品安全に関する自社基準に照らしたチェック
- 高齢者の方へのモニター実施
- 靴の専門家や福祉関係者などのアドバイスを元に商品開発
また、業界初の従来にはなかった左右サイズ違い販売・片足のみ販売や、お客様のお困りごとを伺い、転倒しにくい安全な靴に調整するパーツオーダーシステムを導入しております。
足や歩行の悩みに寄り添った靴「あゆみ」
